子供からお年寄りまで幅広い年代の方に浸透している卓球。最近では張本智和選手や伊藤美誠選手の活躍もあり、日本卓球協会が発表する登録人口も30万人を超えるなど、大きな盛り上がりを見せていますね。
しかし、卓球は純粋な運動能力だけでなく試合の組み立て方や戦術が大きなカギとなるスポーツ。
初心者の方はどのように試合を組み立てていけばいいのかわからない方も多いと思います。
こういった疑問を解決するべく中学校から10年以上卓球を続けていた筆者が、初心者が試合で意識することなど勝つためのコツを7つ紹介していきます。
これらを身に着付てライバルと差をつけましょう!
初心者が試合で勝つためのコツ
ラリーは我慢!相手サイドにしっかり返すことを意識しよう
まず、初心者の皆さんに知ってもらいたいのは卓球というのは‘相手コートにボールを入れ続けたほうが勝ち‘‘ということです。「そんなの当たり前だろ」という声が聞こえてきそうですが、一体どういうことか解説していきます。
卓球では大きく分けて、自分から積極的に攻撃を仕掛ける型とじっくりとラリーをつないで相手のミスを誘う型の2つがあります。2つのスタイルどちらにもメリットとデメリットがあり、一概にどちらが優れているとは言えませんが、初心者の方は圧倒的に後者がおすすめです。
プロ選手や上級者のプレーを見ていると、強烈なスマッシュやドライブ攻撃を繰り出しており、とてもかっこいいですよね。そういったプレーを真似したくなってしまう気持ちはわかりますが、正しい打ち方やフォームが固まっていない時期では、多くの場合ミスになってしまいます。
相手が自分と近い実力の場合、成功率の低い攻撃を繰り出して相手の得点にしてしまうのはもったいないですよね。
泥臭く丁寧にラリーを続けることで相手のミスを待てるようにしましょう!
相手のバックにロングサーブ
卓球では自分の攻撃はすべてサーブから始まります。サーブが試合を勝敗を分けるといっていいほどに重要な技術です。
相手に有効なサーブを出すことができればその後の展開を有利に進めることができるし、サーブで得点ができると試合を思い通りに進めることができます。
そんなサーブですが初心者の方は相手のバックに深いサーブを出すことを心がけてみましょう。
相手のコートで2バウンドするような長さのサーブが良いサーブとされていますが、初心者の方がその長さでしっかりと回転をかけることはまだ難しいです。
バックの深くを狙うことで、より強くラケットを振ることができるので、より回転量のあるサーブを出すことができます。サーブの種類は得意なもので大丈夫ですが、振り子サーブなど順横回転のサーブでの練習がおすすめです!
最初のうちは、サーブが長すぎてオーバーミスをしてしまっても構いません。ラケットを強く振って、しっかり回転をかける感覚を身に付けて、少しずつ長さを調節していけるように練習を重ねていきましょう。
相手のフォア前にサーブ
フォア前へのサーブも非常に有効的です。先ほど紹介したバックへのロングサーブとフォア前へのサーブは、相手を前後に大きく揺さぶることができるので相性が抜群なため、ぜひ合わせて練習してみましょう。
初心者のうちはこの2つのサーブをしっかりと使い分けられるようになれば問題ありません。慣れてきたら、同じフォームで出せるようになるとより相手を惑わすことができます。
ツッツキを極めよう
サーブと同じくらい重要なことがレシーブです。初心者のうちはサーブとレシーブの質で試合が決まるといっていいでしょう。
レシーブ技術の基本中の基本がツッツキです。チキータやフリックといったレシーブの技を耳にしているかもしれませんが一度すべて忘れてください。まずは、ツッツキで相手コートに確実に返球することを目指してみましょう。
相手サーブの回転がわからない場合はとにかく相手コートの真ん中にめがけてラケットで球を押し出すような感覚でレシーブしてみてください。
ツッツキはとにかく沢山のサーブを受けて慣れていくしかありません。
友人とサーブレシーブの練習をして多くの経験を積みましょう!
コースを意識しよう
ここまで、一貫して勝つためには‘‘とにかく安全に相手コートに返球しよう‘‘と伝えてきましたが、攻めることは悪なのかというとそういうわけではありません。
卓球における攻めとは強打だけではないからです。その攻め方の1つが相手の相手の嫌がるコースに打ち続ける、もっと簡単に言えば常に相手がいないほうを狙って打つということです!
常に相手のいない場所に返球することができれば、無理に強打を打たなくても、安全に入れに行くボールでもしっかり得点することができます。
コースの打ち分けは起訴中の基礎なのでしっかり確実にできるように、フォアとバックに交互に打つ練習をしましょう。
王道パターンを作ろう
自分が「これなら絶対に得点できる」と自信を持てる王道パターンを持っておくというのも大切です。
練習とは違い、試合では大きなプレッシャーがかかります。緊張で普段のプレーができないということもあるでしょう。
どんなに緊張していても、これなら得点できるというパターンを持っているだけで心の余裕が生まれるだけではなく、いろいろなことを考えなくてはならない試合中に自分のやるべきことが明確になることで、プレーにより集中できるというメリットもあります。
デュースやマッチポイント、リードを奪いたい時など、試合を決める場面でしっかり自分の得点にできるように普段の練習から自分の得意な得点パターンというのを見つけておきましょう。
相手を観察して分析しよう
あなたに苦手な回転やコース、技術があるように、相手にも必ず苦手が存在します。普段の練習相手ではなく、初めて対戦する大会の試合ではプレーしながら相手の苦手を探っていくことが必要です。
そのため、1セット目では自分の持っている武器を試しながら、相手の様子を見てみましょう。
最初のうちは上記の項目を意識的に観察してみましょう。
例えば、相手が積極的に強打を打ってきても成功率が高くないのであれば、過度に怖がるのではなく相手に打たせてブロックすることに集中するなど対策を立てやすくなります。
最初のうちは、試合中にここまで考えが回らないかもしれませんが、このように試合中に考える癖をつけておくことは中級者・上級者には必ず必要なことなので頑張ってみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。卓球は奥の深いスポーツですね。
スポーツで本当に楽しむには強さが必要、という言葉があるようにやはり試合で勝てるようになると楽しさは何倍にもなります。
皆さんが、こちらの記事を通して試合に勝つ喜びを味わい、卓球の楽しさを知る手助けができたら嬉しいです。
コメント